新内閣発足について【おやじのつぶやき】

有権者の期待を裏切り続けた民主党の失態ぶりのおかげで、
まぐれで政権が転がり込んできた自民党。
第96代内閣総理大臣に安倍晋三自民党総裁が就任し、
第二次安倍内閣が正式に発足した。

だが安倍晋三首相と言えば前回の就任後、
政権を投げ出すような形で退陣した印象は、
なかなか拭い去る事はできない。

しかも新内閣の組閣も
これといった目玉閣僚がいるわけでもないし、
むしろ日本を混乱させ、
国民から一度「No!」を突きつけられた顔ぶれもいるではないか!
本当に理解に苦しむ人事です。

初入閣10人、平均57.7歳は第二次佐藤内閣以降では
小泉改革内閣の57.6歳に次ぐ若さである。
そして親が国会議員や、親族から地盤を引き継いだりのいわゆる「世襲議員」が
安倍晋三首相を筆頭に計10人に上り、半数を超えた。

こんなお飾り的な存在、いわゆる世間しらずのお坊ちゃま達が
今の日本が抱える難題を解決していく事が出来るだろうか?
おそらく実際の政策は官僚まかせになり、
官僚組織とのなれ合い体質に逆戻りになるのでないかと
心配しています。

原発をつくったのは自民党です。
基本的には「原発依存度を減らす」との方向性を示しているが
具体的な数値はまったく出てこないのが現状だ。
しかも今回「原発推進」を公言してきた甘利明氏が
経済再生担当相に起用されているのだ。
これが自民党の現実なのです。

過去20年間、自民党政権が公共事業に投資し
無駄なコンクリートにジャブジャブ税金をバラマキ、
財政赤字を膨大化させつづけた結果が今の日本なのです。

安倍首相は来夏参院選の勝利を
新政権の最優先目標に設定しています。
そう、参院選で勝利して本格政権を目指す構えなのだ。

私たち国民はそれまでの間にこの新政権が
あらゆる問題をどう立て直し、何を実行し、何を残してきたか
厳しい目で、真実を見抜かなければなりません。

デフレ脱却・円高対策、
成長戦略などの経済政策、
高齢化社会に対応する社会保障政策、
領土問題や外交の立て直し、
安全保障政策と上げたらきりが無いほどの課題があるのです。
その上、どれひとつとっても簡単な課題ではない。

来年夏の参議院選挙での投票は、
今回以上に重い1票となることでしょう。
一党独裁になった時の危険性も過去の失敗を思い出し
真剣に考えなければならない。
国民のみなさんは自分達の生活をよりよくする為に
しっかり勉強してください。
そして投票してください。



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