自民党景気対策の落とし穴【おやじのつぶやき】

国の新年度予算案も決まって
国会論戦も始まりだした。

再び政権に返り咲いた安倍晋三首相ですが
「自民党は変わった」と謙虚さを強調していますが
約3年半野党になって反省した結果
どのように変わったのでしょうか?

たしかに、東日本大震災からの復興を
経済再生と並ぶ内閣の優先課題と位置付け、
福島訪問で取り組みをアピールしたり
マスコミを旨く利用したパフォーマンスは
上達したように見えますが。

補正予算案を総額13兆1千億円と
リーマンショック直後以来の大規模な経済対策を打ち上げ

大幅な公共事業と補助金による景気対策により
経済は上向きになりつつあるように見えます。

しかしこういった公共事業拡大による
景気対策は1999年以降14回も実施されたが
どれも経済を立ち直らせられなかったのだ。

やっている事は以前の自民党と同じではないか。
これで「自民党は変わった」と言えるだろうか?

私が思うに、7月の参院選までの人気取りのために
こういった短期的な、ばらまき策をして
景気上昇ムードを必至にアピールしているのである。

さらに消費税引き上げ法には景気条項がついている。
今のデフレ状態では、消費税率の引き上げはできない。
景気判断は、4月~6月のGDP統計を用いて行うので、
消費税を引き上げるためにも、7月以前に景気を上げる必要があるのだ。

現在日本の借金はあのギリシャより悪い状況にあるのです。
過去20年間、自民党政権が公共事業に投資し
無駄なコンクリートにジャブジャブ税金をバラマキ、
財政赤字を拡大させつづけた結果が今の日本なのです。

さらには防衛費等を増やす一方で生活保護費は大幅削減、
その一方で、議員の定数削減や給与削減といった
国会議員自らの身を削る改革は後回しだ。

このままでは単に失われた20年が30年になるだけでなく、
更に加速度的に悪化した国家を出現させることになるのではないでしょうか。

今の国会議員は本当にこの日本を再建するという
強い気持ちをもって行動しているのか

7月の参院選までの間
国民のみなさんはしっかり考え、そして勉強してください。
貴重な一票の投票を期待します。



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