近づく東京都知事選挙【おやじのつぶやき】
2月9日(日)東京都知事選挙が投開票する。
候補者は多数立候補しているが、
残念ながら私が有力と思える候補者は正直一人もいません。
ただ世間で今現在有力候補とされているのは
元厚生労働相の舛添要一氏(自民党支持)と
小泉氏と共に脱原発を主張している元首相である細川護熙氏だろう。
舛添氏と言えば以前は自民党に所属していたが
「自民党は歴史的役割を終えた」と発言して
自らの意思で自民党を離党した。
にもかかわらず現在自民党からの支持を得ている事に
違和感を感じている人は少なくないであろう。
さらに舛添氏が主張する
社会保障政策の中の医療の充実に関して
「今、38兆円が高齢者のための医療費に使われている。みんなで努力しませんか?
ちょっと風邪を引いたくらいで病院に行くのではなく、各自でなおしてみる。
何でもかんでもお上のお金ではなく」
要するに高齢者は「風邪で病院は行くな」「税金を使うな」と言う事のように聞こえる。
これでは「東京都のコストカットを都民の努力でなんとかしろ」とでも言ってるようだ。
しかも今度の東京都知事選挙では
舛添氏を支持する自民党が露骨にその権力を振りかざしている。
小泉・細川連合の街頭演説に人気が集中すると、
大手メディアを操作し細川・小泉の露出を抑えて
さらには細川劣勢の世論調査結果を流し
潰しにかかっているのは言うまでもない。
街頭演説などを聞いてない東京都民は
メディアの予想を鵜呑みにしてそのまま投票に左右される。
私ははっきり言って、脱原発の考えを支持します。
実際原発なしでもこうして電力が足りている事実があるのです。
今回の都知事選で脱原発問題以外の
今後の東京オリンピックなどの課題や医療・福祉等の問題は
正直どの候補者が当選してもそれほど変わりはないであろう。
小泉・細川連合は
かつては権力を欲しいままにしていた元首相であるが
自らの過去の過ちを認めて、震災によって脱原発に目覚め
巨大な権力に攻撃されながらも果敢に脱原発を支持し続けた。
「原発がなくても日本はやっていける、そのことをもう我々は知ってしまった」
という脱原発応援演説はまさに我々国民と全く同じ意思ではないか。
私が東京都民の皆さんへ言いたい事は
この都知事選は都民だけの選挙ではないと言う事です。
日本の命運が掛かっている選挙と言っていいのです。
安倍政権の暴走を止めるのは貴方と言う事です。
安倍政権の強権的な政策を改めさせるチャンスなのです。
その責務を重く考えて選挙に足を運んでほしいと願っております。