いよいよ明日から消費税8%【おやじのつぶやき】

ついに4月1日から
消費税率が5%から8%へと引き上げられる。

消費税増税は1997年に当時の橋本龍太郎首相が3%から5%に引き上げて以来
実に17年ぶりの引き上げである。

我々国民の生活に必要不可欠な、電気・ガス代などの公共料金や
暮らしに欠かせないサービスや物全てに当然3%が上乗しされる。

世界的に見て消費税8%は安い方だとよく言われているが
実は生活必需品に関する消費税では
世界一高いと言われているスウェーデンですら7%に軽減されている。
つまり日本が世界最高税率になるのだ。

一般的な4人家族の場合、
今回の増税による負担の増加額は
年間平均約9万円とも言われている。

しかも我々全国民にかかる負担増加額は
1年間にして8兆円超になるのだという。

ここ最近ようやくデフレ脱却、景気回復の
傾向になりつつあると言われているが、
実際、景気回復はまだ軌道に乗っていないのだ。

負担は増えて、さらに買う物は高くなる
これで国民の皆さんは物を買うでしょうか?

このタイミングでの引き上げは
間違いなく我々日本国民の消費意欲低下につながるだろう。

物を買う意欲が低下、自然と需要も低下する
それにより供給過剰となり、またデフレに逆戻りである。

安倍政権の引き上げ理由としているのは
毎年1兆円規模で拡大している社会保障費の財政圧迫を解消して
社会保障の充実を図るのが目的だと言う。

しかし、実際は今回の4月1日の消費税増税と同時に
政府は国民年金保険料の引き上げを実施する。

さらに無料だった高校授業料に所得制限を導入したり
所得税や相続税の最高税率を引き上げるなど
負担増がずらりと並んでいるのだ。

それとは逆に社会保障給付の
最低支給額の引き上げ等は未だ全く踏み切る気配すらない。

さらに我々の国民年金と厚生年金支給額は4月分から0.7%引き下げになる一方
政治家や公務員たちの共済年金は変わらずなのだ。
皆さんこの身勝手な政治家や官僚達のやり方を許せますか?

共済年金と厚生年金の一元化の議論はどこへいったのか?
社会保障の年金格差は温存したまま、
公務員給与はたった2年の7.8%引き下げで
お茶を濁して復活させる。

これは明らかに我々国民への
裏切り行為ではないか?

政府は2015年10月からはさらに消費税
8%から10%へ引き上げる予定である。

本音と建前を使い分ける
このようなご都合主義の政府の汚いやり方を
我々国民は決して許してはいけないはずだ。



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