内閣改造への疑問【おやじのつぶやき】

先日10月に内閣に動きがあった。第三次内閣改造である。
内容は報道されているとおりであるが「未来へ挑戦する」「未来を切り開く」
「経済政策を一層強化する」「世界の中心で輝く日本をつくりあげていく」
といったような発言と共に一億総活躍というあいまいな意味の言葉を
ポジティブな言葉で繰り返し発言し、大々的な発表を行った。

強い経済、夢を紡ぐ子育て支援、安心につながる社会保障
と国民の評価がえられるような単語を並べ、政権への支持をつなごうという
魂胆が見え隠れするのは気のせいだろうか。

これまでも国内の反対がある中、安全保障関連法案・TPPの合意・原発再稼働と
強行ともいえる決定を行ってきた。
今回の内閣改造は来年の2016年7月の参議院選挙に向けての”選挙対策”
ではないだろうか。これまでも多々説明不足であったが
第三次内閣改造が選挙対策でないなら今回も説明が不十分ではないだろうか。
しっかりとした説明をしたうえで
国民の理解を求めるべきであると私は思っている。

国内の労働者の非正規雇用の現状は悪化をする一方だ。
非正規雇用者の割合は2012年に始まったアベノミクス以降も増加している。
2012年にも35.2%だったものが2014年には37.4%にまで広がっているのは
既に周知されていると思うが、第三次内閣改造はその分をどのようにして
改善をしていくつもりなのであろうか。
一億総活躍とはどのようにしていくのであろうか。
非正規の拡大が増えないことを祈るばかりである。

私はこのような政治であるのは一党独裁であるがゆえに
推し進められてしまう現状の政権体制があるからだと思う。
その体制を崩すには、我々有権者一人一人が
有権者の権利として投票をしなければ政治は動かないのである。
国民の声を突き付けなければ、デモを行っても結局は変わらないのである。

来年2016年7月にその行動を起こすまで、私は発言を続けたい。
政治のあり方を決めるのは我々国民であることは変わりがないのである。



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